消費電力低下のためにCPU(4790K)を殻割りする

公開日: 2017年3月16日木曜日 Core i7機 自作PC

久しぶりに PC Watch を見てたらこんな記事を発見しました。

【特集】オーバークロッカー清水氏が教えるCore i7-7700K/i3-7350Kの常用OCテクニック ~Kaby Lakeの殻割り効果を徹底検証 - PC Watch http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1048968.html

この中でCPUを殻割りし、冷却を強化することでリーク電流が減少し消費電力が低下するという事が書いてあります。

半導体は高温になるほどリーク電流が増加していくので、やはりCPUはしっかり冷却するのが良いと改めて感じました。


↓買ったその日のうちに殻割りしました(画像再掲)


現在使用しているCore i7 4790K(殻割り済み)の温度をモニタリングしているとコア電圧をオフセットで-0.07Vの状態ではファンレス状態でも高負荷時でも90度前後で安定します。(クーラーはSilver Arrow IB-E Extreme)
なぜコア電圧を下げてファンレス運用していたのかというと、今年はCPUの絶対性能を求めるのではなくできるだけ静音で効率を追求しようと考えていたからですw

いくらサーマルスロットが効いていなくてもこの状態では無駄に消費電力が増えていることが予想できます。

現在はCRYORIGの白色の冷却ファン1つをSilver Arrowに組み合わせて使っています。
これで高負荷時の温度はファンの回転数が300rpm前後でも60度前後に収まります。

去年までは4790Kを4.8GHz 1.37vで運用していました。この状態でOCCTを回すと3連ファン仕様のSilver Arrow IB-E Extremeでもコア温度は85度前後で消費電力はOpenHardwareMonitorで130W前後でした。
現在は1-2コア時に4.5GHz、3-4GHz時に4.2GHz コア電圧はアイドリング時に0.66v、4.2GHz時に1.02v、4.5GHz時に1.2vに設定しています。OCCT実行時は70W前後で、4.8GHz時の約半分の消費電力です。コア温度も65度程度で安定します。

CINEBENCHのスコアはマルチコアで3930Kに並びます。コア電圧はあまり限界まで下げると動作クロックは同じでも性能低下を起こします。限界+0.02v位がちょうどいい感じでした。

キャッシュ部分の動作倍率はデフォルトだと40倍までしか上がらないので、電圧は定格のまま42倍にしました。エンコードなどで差が出てきます。

この設定であれば冷却ファンの音はほとんどせず、電力効率は大幅に上がったと思います。ワットチェッカーがないので実際にどれくらい省電力が落ちたのかはわかりませんが、CPUだけでもかなりの省電力化できたと思います。

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