NorthwoodなPentium4でWindows 8.1を動かす。
結論から言うと出来ました。本来NorthwoodアーキテクチャのPentium4はXD bitに対応していません。この場合OSのインストールの地点で弾かれてしまいます。そこでWindows 8 CPU Feature Patchというソフトウェアを利用しました。
このソフトは以下のフォーラムに登録してログオンすればダウンロードできます。
https://forums.mydigitallife.info/threads/46840-Windows-8-CPU-Feature-Patch-(Bypass-Windows-8-CPU-feature-checks)?p=780806#post780806
このソフトウェアの詳しい使い方は以下のサイトが一番参考になります。
http://www.y-pca.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=163
用意するもの
・Windows 8.1 32bitのインストールディスク（Pentium4マシンにインストールする用）
・Windows 8.1以降が動くPC
・Windows 8 CPU Feature Patch
・XD bitなどに対応していないPC
作業
自己責任での作業をお願いします。
・「XD bitなどに対応していないPC」に繋いであるHDDやSSDを取り外し、「Windows 8.1以降のOSが動くPC」にSATAやIDEで接続します。
・「Windows 8.1以降が動くPC」を「Windows 8.1 32bitのインストールディスク」から起動します。
・「XD bitなどに対応していないPC」に繋いであったHDDやSSDをインストール先のディスクとして選択して普通にインストールし、初期設定を終わらせます。
・初期設定が終わったらWindows Updateを無効化します。こうしておかないと後のアップデートで躓くので。
・パッチを当てた後に躓かないようにブートパラメーターを変更します。
コマンドプロンプトを管理者として実行し以下のコマンドを打ってください。
◎bcdedit /set {default} nointegritychecks yes
◎bcdedit /set {default} recoveryenabled no
・一旦シャットダウンし、「Windows 8.1以降が動くPC」にもともと入っているOSを立ち上げます。
・Windows 8 CPU Feature Patchに入っている「W8CPUFeaturePatch.exe」を起動します。そして先程OSをインストールしたディスクの以下の場所にあるファイルをコピーします。
◎＊:\Windows\System32\ntoskrnl.exe
◎＊:\Windows\System32\winload.exe
◎＊:\Windows\System32\hal.dll
◎＊:\Windows\System32\halmacpi.dll
・コピーしたあとは元の場所にあるファイルを削除してください。
・パッチを当てます。コピーした以下のファイルにそれぞれ適用
◎Remove PAE check：winload.exeを選択
◎SSE2 and NX check：ntoskrnl.exeを選択
◎Fix hyper-threading in hal.dll：hal.dllを選択
◎Fix hyper-threading in halmacpi.dll：halmacpi.dllを選択
◎Remove winload patchguard x86:winload.exeを選択
・パッチ適用済みの「winload.exe、ntoskrnl.exe、hal.dll、halmacpi.dll」を元の場所に戻します。
・「Windows 8.1が動くPC」をシャットダウンし、「XD bitなどに対応していないPC」のディスクを取り外し、目的の「XD bitなどに対応していないPC」に戻します。
・後は問題なく「XD bitなどに対応していないPC」のOSが起動するか確認してください。
使用したPC構成
機種：DELL Dimension 4600c
CPU:Pentium4 HT 2.8GHz (Northwood）
メモリ:DDR1 1GBx2 (Dual Channel)
グラフィックカード:GeForce 6200 128MB
SSD:Intel SSD 330series 60GB
OS:Windows 8.1 Enterprise x86
元々のOS:Windows XP Home Editon
↓画像はWindows 7動いてますが...
この環境の場合Windows 7よりもWindows 8.1は軽く動きます。手間はかかりますが、時間が有り余っている方は試す価値があるかもしれません。
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