ノートPCのバッテリー寿命

公開日: 2017年5月14日日曜日 Laptop PC Windows 10 お役立ち情報

現在Surface Pro 2の128GBモデルを主なノートPCとして利用しています。

Surface Pro 2は2013年に発売されたWindowsタブレットPCで既に発売から4年も経っています!

時が経つの早すぎですね...



私がこのPCを購入して利用した期間は約2年ちょっと。長い間使っていて一番気になってくる事はバッテリーの持続時間です。

約3時間の利用でバッテリー残量が30パーセント前後まで減ってしまいます。明らかにバッテリー持ちが悪化したことが感じられます。


そこで実際にどれくらいバッテリーが劣化したのかを確認してみました。

Windows 8以降はWindows 標準機能でバッテリーのヘタリ具合を確認できます。

バッテリー劣化具合チェック


Windowsの検索窓に「powercfg /batteryreport」と入力。出てきた項目の上で右クリックをして「管理者として実行」を選択します。


ユーザーアカウント制御の画面が出るので許可をします。そうすると一瞬だけコンソール画面が表示されて消えます。これで、データのレポートが

C:\Windows\system32\battery-report.html」に保存されます。

直接開こうとすると、システムフォルダにあるせいで開けません。そこで、このデータをデスクトップなどにコピーします。途中管理者の権限を求められますが、許可してそのままコピーしてください。

後はファイルをダブルクリックして開きます。

バッテリーレポートの見方


↓こんな感じのレポートが出力されます。



「Installed batteries」の項目でレポートを出力したPCに搭載されているバッテリー情報が見ることができます。

バッテリーの元々設計されているバッテリー容量は「DESIGN CAPACITY」の項目。
現在充電できる容量は「FULL CHARGE CAPACITY」から確認します。
今までに何回充放電したのかは「CYCLE COUNT」で確認できます。

Surface Pro 2は元々42002mWhの容量のバッテリーが搭載されていますが、現在は36820mWhしか充電できていないようです。15パーセント程度、元より容量が減っています。思ったより減ってない気が...


リチウムイオンバッテリーは約500回の充電・放電の繰り返しで寿命を迎えます。
この場合CYCLE COUNTは157なので、まだ大丈夫そうですね。


ここからは、その他の項目について見ていきます。

下にスクロールすると「Recent usage」という項目があり、最近のPCの利用状況とバッテリーの容量が時間ごとに見れます



「Battery usage」では各記録された時間の間に何mWhのバッテリー容量を消費したのかを確認できます。



「Usage history」の項目ではOSがインストールされてからのACアダプターを利用した時間とバッテリーを利用した時間が分かります。


このSurface Pro 2は一度Windows 10に更新してから調子が悪くなったので一度OSを再インストールしています。そのため、履歴は購入時からではなくOSを再インストールした頃からのものになります。

もし購入時からクリーンインストールしていないのであれば、買った当初からのデータが残っているはずです。



「Battery capacity history」では、OSインストール時からの本来充電できる容量(DESIGN CAPACITY)と実際に充電された容量(FULL CHARGE)を見ることができます。

徐々に徐々に、充電かぬ容量が減ってきてます。時々容量が復活したりしてますがw


この画像の履歴の最初の方だけ「DESIGN CAPACITY」が多いのはPower Coverを装着していたからだと思います。極端に少なくなっている期間があるのは謎です。



これが最後の項目です。「Battery life estimates」は、記録された各期間のバッテリー残量の予測値が表示されます。タスクトレイの電池アイコンから見れるやつと同じだと思います。

一番下の項目ではPCの合計使用時間が見れます。



以上、バッテリーレポートの味方



Windows 8搭載初期かつ、一度もOSをクリーンインストールしていないPCのバッテリーレポートを見ると面白そうですね。購入時からのバッテリー寿命とPCの使用時間が細かい数値で分かるのが面白いと思います。


0 件のコメント :

コメントを投稿